家スロで実機の電源を入れた瞬間、液晶に見慣れない英数字が表示される。「E1」「E7」「HE」――これらはエラーコードと呼ばれるもので、実機が自己診断した結果「何かがおかしい」と知らせてくれているサインです。ホールなら店員を呼べば済む話ですが、家スロでは自分で対処するしかありません。本記事では、メーカー別のエラーコード一覧と解除方法を体系的にまとめました。
エラーの大半は簡単な操作で解除できます。焦らず、この記事を参照しながら一つずつ確認してみてください。
パチスロ実機でエラーが出たらどうする?
まずは「電源OFF → 10秒待つ → 電源ON」を試す。これだけで解消するエラーは意外と多い。それでもダメならエラーコードを確認して対処します。
エラーが出た時の基本的な心構えとして、パチスロのエラーは「故障」とは限りません。多くの場合、センサーの一時的な誤検知やドアの閉め忘れなど、原因はシンプルなものです。
エラーが表示された場合の確認手順は以下の通りです。
①液晶やセグメント表示のエラーコードをメモする。②この記事のメーカー別一覧でエラー内容を確認する。③原因を特定して対処する。④それでも解消しない場合は次のセクションの「エラー解除の基本手順」を順に試す。
家スロ特有の注意点として、ホールでは扉が常に閉じた状態で運用されますが、家スロでは掃除やメンテナンスのために扉を開けることが多い。その結果、「ドア開放エラー」はほぼすべての家スロユーザーが一度は経験するエラーです。
- 設置スペース(約50cm四方+プレイスペース)を確保した
- 耐荷重30kg以上の専用ラックまたは安定した台を用意した
- 100Vコンセントが近くにある(電気代は月600円程度)
- コイン不要機を導入した(最大の騒音源=コイン払い出し音を根絶)
- 無段階ボリューム/イヤホンコンバーターで音量対策をした
- 防音マットを床に敷いた(賃貸・マンションは特に必須)
家スロtheガイド編集部が、実機オーナーがつまずきやすい必須項目を整理しています。
エラー解除の基本手順
エラー解除には4段階の方法があります。簡単な方法から順に試し、解消しなければ次のステップへ進むのが鉄則です。
ステップ①:リセットスイッチを押す
実機内部(多くは電源ユニット付近)にあるリセットボタンを1回押す。これは最も簡易的なエラー解除方法で、一時的なセンサーエラーの大半はこれで解消します。リセットスイッチの位置は機種によって異なりますが、電源ボックスの近くに小さなボタンがあるのが一般的です。
ステップ②:ドアキーを左に回す
実機に付属するドアキー(鍵)を鍵穴に挿し、左に回す。ドア開放関連のエラーや、払出関連のエラーはこの操作で解除できるケースが多い。回した後は元の位置に戻してください。
ステップ③:設定変更を行う
電源OFF → 設定キーをON → 電源ON → レバーを叩く → 設定キーをOFF。この操作で設定変更が行われ、多くの内部エラーがリセットされます。ステップ①②で解消しないエラーでも、設定変更で直るケースは非常に多い。家スロのエラー対処法として最も汎用性が高い方法です。
ステップ④:RAMクリア
リセットスイッチを押しながら電源ON。これで実機の内部データが完全に初期化されます。設定変更でも解消しないエラーの最終手段。ただしゲーム数やボーナス履歴などのデータはすべて消去されるため、むやみに行うのは避けましょう。RAMクリアの詳細は別記事で解説しています。
メーカー別エラーコード一覧
パチスロのエラーコードはメーカーごとに体系が異なります。以下、主要メーカー別にまとめました。
ユニバーサル系(アルゼ/エレコ/メーシー/ミズホ)
ユニバーサル系は「E + 数字」のフォーマットが基本。GODシリーズ、バジリスク、クレアの秘宝伝など人気機種を多数抱えるメーカーグループです。
| エラーコード | エラー内容 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| E1 | 払出エラー(ホッパー) | コイン詰まり・ホッパー空 | コイン補充またはホッパー内の詰まり除去 |
| E2 | 払出エラー(オーバーフロー) | コイン受け皿が満杯 | コインを抜き取る(コイン不要機使用時は発生しにくい) |
| E3 | コインセレクターエラー | 投入口にコインが詰まっている | 投入口の詰まり除去 |
| E4 | 払出過多エラー | 規定以上のコインが払い出された | リセットスイッチで解除 |
| E5 | 逆回転エラー | ホッパーの逆回転を検知 | ホッパー内の確認・リセット |
| E6 | 扉開放エラー | 前面扉が開いている | 扉を閉めてリセット |
| E7 | 設定エラー | 設定値が正常に読み込めない | 設定変更を行う |
| E8 | 通信エラー | メイン基板と周辺基板の通信異常 | コネクタの接続確認・RAMクリア |
| E9 | キャパシタ(電池)切れ | 内蔵電池の消耗 | 設定変更で一時的に解除(根本対処は電池交換) |
サミー/ロデオ/アリストクラート
サミー系も「E + 数字」が基本ですが、一部機種ではアルファベット+数字の組み合わせもあります。北斗の拳シリーズ、化物語、カバネリなど家スロ人気機種が多い。
| エラーコード | エラー内容 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| E1 | 払出エラー | コイン詰まり・ホッパー異常 | ホッパー確認・コイン除去 |
| E2 | 投入エラー | セレクター異常 | 投入口の清掃・確認 |
| E3 | 払出過多 | 規定以上の払出 | リセットスイッチ |
| E4 | 扉開放 | 前面扉が開いている | 扉を閉めてリセット |
| E5 | 投入過多 | 規定以上のコイン投入を検知 | リセットスイッチ |
| E6 | 逆回転 | ホッパー逆回転検知 | ホッパー確認 |
| E7 | オーバーフロー | コイン受けが満杯 | コインを抜き取る |
| HE | ホッパーエンプティ | ホッパーにコインがない | コイン補充(コイン不要機使用時は配線確認) |
大都技研
大都技研は「E + 数字」に加え、「CE」(通信エラー系)を使う機種もあります。吉宗、押忍!番長、秘宝伝シリーズなど家スロ定番機種を多く展開。
| エラーコード | エラー内容 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| E0 | RAM異常 | データ破損・電池切れ | RAMクリア |
| E1 | ホッパーエラー | コイン詰まり | ホッパー内確認・清掃 |
| E2 | 払出過多 | 規定枚数超過の払出 | リセットスイッチ |
| E3 | セレクターエラー | 投入口の異常 | セレクター清掃 |
| E4 | 扉開放 | 前面扉が開いている | 扉を閉めてリセット |
| E5 | 投入過多 | 規定枚数超過の投入 | リセットスイッチ |
| E6 | 逆回転エラー | ホッパー異常 | ホッパー確認 |
| E7 | オーバーフロー | 受け皿満杯 | コイン除去 |
| CE | 通信エラー | 基板間の通信異常 | コネクタ確認・RAMクリア |
北電子(ジャグラーシリーズ)
ジャグラーシリーズはシンプルな構造ゆえにエラーの種類が少ない。出るとすればドア開放とホッパー関連がほとんどです。
| エラーコード | エラー内容 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| E1 | ホッパーエラー | コイン詰まり・ホッパー空 | コイン補充・ホッパー清掃 |
| E2 | 払出過多 | 規定以上の払出 | リセットスイッチ |
| E3 | セレクターエラー | 投入口異常 | セレクター確認 |
| E4 | 扉開放 | 扉が開いている | 扉を閉めてリセット |
ジャグラーのエラーは種類が少ない分、対処も簡単。家スロ初心者がエラー対処に慣れるには最適な機種とも言えます。
その他メーカー(山佐/SANKYO/オリンピア/平和/NET/オーイズミ)
上記以外のメーカーも基本的なエラー体系は似ています。以下、共通して見られるエラーパターンをまとめます。
| エラーコード | エラー内容 | 対処法 |
|---|---|---|
| E1 / HE | ホッパー関連 | コイン補充・ホッパー清掃 |
| E2 / OE | オーバーフロー | コイン除去 |
| E3 / SE | セレクター関連 | 投入口清掃 |
| E4 / DE | 扉開放 | 扉を閉める |
| CE / E8 | 通信エラー | コネクタ確認・RAMクリア |
| E0 / RE | RAM異常 | RAMクリア |
よくあるエラーと対処法
メーカーを問わず家スロで遭遇しやすいエラーは4種類。原因と対処法をパターン別に解説します。
ホッパーエラー(E1系)
最も遭遇頻度が高いエラーの一つ。コインを物理的に払い出すホッパー部分に何らかの異常がある場合に発生します。家スロでコイン不要機(実機に後付けするオプションパーツ)を使っている場合、ホッパーは基本的に動作しないため、コイン不要機の配線が正しく接続されているか確認してください。配線が正しいのにエラーが出る場合は、コイン不要機自体の故障や互換性の問題が考えられます。
コインで遊んでいる場合は、ホッパー内のコイン詰まりを確認。コインが変形していたり、ホッパー内にゴミが入っていると払出が正常に行われずエラーになります。
ドア開放エラー(E4/E6系)
前面扉が開いていることを検知するエラー。家スロでは扉を開けてメンテナンスすることが多いため、扉を閉めた後にリセットするのを忘れてこのエラーが残るケースがよくあります。扉をしっかり閉めた状態でリセットスイッチを押すかドアキーを回せば解除されます。
扉を閉めているのにエラーが消えない場合は、扉のセンサー(マイクロスイッチ)の位置がズレている可能性があります。扉を閉めた時にスイッチがカチッと押されているか目視で確認してみてください。
セレクターエラー(E3系)
コイン投入口のセレクター部分の異常。コイン不要機を使っている場合でも、セレクター部分に元々コインが残っていたり、接点が汚れていると発生することがあります。セレクターを取り外して清掃するか、コイン不要機の配線を確認してください。
払出エラー/払出過多(E2系)
規定枚数以上のコインが払い出されたことを検知するエラー。コイン不要機使用時にも、センサーの誤検知で発生することがあります。リセットスイッチで解除でき、通常は一度のリセットで再発しません。何度も繰り返す場合はセンサーの故障が疑われます。
RAMクリアのやり方と注意点
RAMクリアはエラー解除の「最終手段」。実機のすべての内部データを初期化するため、実行にはそれなりの覚悟が必要です。
RAMクリアの手順は、ほとんどのメーカーで共通です。
①電源をOFFにする。②実機内部のリセットスイッチを押したまま、電源をONにする。③起動音が鳴る、またはセグメントが点滅したらリセットスイッチから指を離す。④設定変更の操作(レバーON → 設定キーOFF)を行って完了。
RAMクリアで消去されるデータは、設定値・ゲーム数・ボーナス履歴・AT関連の内部状態などの「RAM上に保持されているすべてのデータ」です。一方、基板のプログラム自体(ROMデータ)は消去されません。言い換えれば、RAMクリアは「セーブデータの全消去」であり「ゲームソフトの削除」ではない、というイメージです。
自分で解決できない場合
上記のすべてを試してもエラーが解消しない場合は、基板の故障や物理的な部品の破損が原因の可能性があります。無理に自己修理しようとせず、専門店に相談を。
相談先の候補としては、まず購入したショップが最優先。中古実機の販売店は修理対応やパーツの取り寄せに慣れているため、エラーコードと症状を伝えれば的確なアドバイスがもらえるケースが多い。保証期間内であれば無償修理の対象になることもあります。
購入店に相談できない場合は、パチスロ実機の修理を専門に行っている業者を検索してみてください。基板の交換や特定パーツの修理は、個人では入手困難な部品が必要になることもあるため、専門業者の力を借りるのが現実的な選択肢です。
注意点として、基板の故障は修理不可の場合もあります。特に古い5号機は基板の在庫自体が市場から枯渇しつつあるため、修理費用と中古実機の買い替え費用を比較して判断するのが賢明です。
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まとめ
パチスロ実機のエラーは、適切な手順を踏めば自分で解決できるものがほとんどです。「リセットスイッチ → ドアキー → 設定変更 → RAMクリア」の4段階を覚えておけば、大抵のエラーには対応可能。
エラーコードはメーカーごとに異なりますが、基本的な体系は共通しています。E1系はホッパー、E4系は扉開放、E0系はRAM異常――この対応関係を頭に入れておくだけで、焦らず対処できるようになるはずです。
それでも解決しない場合は無理をせず、購入店や専門業者に相談する。家スロを長く楽しむためには、「自分で直せる範囲」と「プロに任せる範囲」の線引きを持っておくことが大切です。

